M.O.
素形材事業部門
銅板ユニット 銅板営業部
2019年4月入社
前職:電子部品メーカー営業
工場と一緒に考え行動し、お客様の期待に応える。
神戸製鋼所は鉄や建機のイメージがありますが、幅広い事業を展開しています。銅板もその一つ。私も銅板ユニットに異動する前は、銅のことはほとんど知りませんでした。でも実際に営業をはじめると、高品質の製品を製造していることを実感。「この製品を、世界へもっと広めたい。1キロでも多く使ってもらいたい」。そのためにどうしたらいいのかを日々、考え取り組んでいます。銅板ユニットはチームワークが良く、工場も常にお客様を意識し、営業と同じ目線で動いてくれるので提案しやすい環境です。
私は現在、自動車用端子に使用する銅板条を国内の自動車部品メーカー様に提案したり、当社がオリジナルで開発した高強度・高導電性銅合金のライセンス契約と北米・欧州の拡販を担当しています。端子はクルマのあらゆる部分で電気を通すのに使われる部品で、銅は熱伝導率が高く、クルマの生産に欠かせません。顧客から求められる品質の銅板条を安定供給するほか、開発部門と共に神戸製鋼所が開発したオリジナル合金や表面処理の新しい技術の提案も行っています。
お客様からの「こんなのない?」という何気ない問いかけに対して、用途や特性、必須の条件など細かくヒアリングし工場と連携。「この素材がいいかな」「もっと付加価値をつけた提案もできるかも」など相談しながら提案をブラッシュアップ。私が顧客と工場をつないだことで最適な提案ができた時は、「よしっ!」と充実感があります。自分で意思を持ち、仕事を組み立て、流通商社や社内の開発、生産管理など様々な部署を動かしながら、お客様の期待に応えていくことを楽しめるようになってきました。
仕事もライフプランも、自分のやりたいことを実現できる。
私は学生時代にカナダ留学した際に日本の製品の良さを改めて感じ、日本の製品を世界へ広めたい、モノづくりを支えたいと考え、新卒でカーナビのOEM生産を行う会社に就職。規模は大きくありませんがグローバルに展開している会社で、営業として顧客の要望を整理し、製造拠点や関連部署と連携し対応したり、新規製品の立ち上げを行ったり、今の仕事につながる経験を積みました。充実した日々でしたが入社6年目の時、国内に特化した部署に異動。そんな時に、以前から毎年申し込みをしていたYMS(イギリスで2年間の就労ビザが取得できる制度)に当選し、このチャンスを活かしたいと退職を決意。ロンドンにある海外現地法人にて欧州の日系の自動車メーカーをお客様に品質対応や新規製品立ち上げに携わり、ビザの期間の終了とともに退社し帰国しました。
帰国後は、以前よりさらに日本の優れた製品を世界に届ける仕事がしたいという気持ちが強くなっているのを実感。だからこそ選んだのが神戸製鋼所です。グローバルに事業展開していて、自分のやりたい仕事ができることに加え、ライフプランに合わせた働き方ができ、長いスパンでキャリアを形成できる環境が整っていることも大きな魅力に。入社前は大企業で堅い会社のイメージを持っていて、私がやっていけるか不安もありましたが、選考の過程で出会った配属予定部署の先輩や人事の人柄が良くて、どんな質問にも真摯に答えてくれたこともあり、こんな人たちと一緒に働きたいと入社を決めました。
頑張り甲斐のある環境です。
神戸製鋼所に転職して、任せてもらえることが増え、裁量が大きくなったと感じています。いま考えると前職の時は、上司の指示を仰ぎがちだったのですが、いまは何でも相談するのではなく、自分はどうしたいのかをまず考えて、意思を持って動くことができるようになりました。
大きなきっかけは、職位が上がることで意識・行動が変わったこと。神戸製鋼所は新卒入社・キャリア入社に関係なく、社会人としての年数により、昇格試験が受けられます。私は入社早々に主査(係長)を受験し、周囲の人たちからの助けも受けながら、無事に昇格できました。主査はある程度の判断を自分で行うポジション。自分で考え、行動する習慣を身に付けられたと思います。
もちろんサポート体制も整っていて、上司や先輩にいつでも相談しやすい環境。部内でも「悩み事相談板」というチャットがあって、質問を投稿すると、すぐに誰かが返信してくれる。プライベートでも一緒に食事に行ったりと、とても人間関係に恵まれています。
転職してメリハリをつけた働き方ができるようになり、月に10日まで在宅勤務ができるので、ワークライフバランスはかなり良いと感じています。給与もアップして、頑張りに見合った分をもらえている実感が持てるのも嬉しいことです。