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営業

R.K.
溶接事業部門 マーケティングセンター
国内営業部 西日本営業室 九州営業所
2019年7月入社
前職:物流不動産会社の営業


まさに私がやりたい仕事と出会えました。

「溶接」は、鉄の製品だったら必ず溶接されていると言っていいほど、社会インフラを支える重要な技術です。溶接材料は500種類以上あり、溶接方法も棒やワイヤーなど様々な方法があり、知れば知るほど奥の深い世界です。

私の前職は、物流不動産の営業でした。医薬品・医療機器のお客様に対して、物流業務の企画から、物流スキームの提案まで。物流は小さな改善の積み重ねが大切で、一つの工程で秒単位でも効率化が図れれば、全体では何万と出荷するので、大きな効果をもたらすことができます。私は各工程のデータを細かく分析し、効率化を提案するのが得意なタイプで、そこにやりがいを感じていました。経験を積むにつれて、「仕入れや出荷だけでなく、より業務領域を広げて、経営にも携わっていきたい」、「営業経験だけでなく、自分の強みであるデータ分析力を活かしたい」という気持ちが強くなり、それらが叶う仕事を探している中で出会ったのが、神戸製鋼所 溶接事業のグローバル推進部の募集でした。

日本で生産した付加価値の高い溶接材料をエンジニアと共に海外のお客様に提案していく営業の側面と、海外の工場・販売会社の予算管理や経営支援を行う管理の両面があり、まさに私のやりたいこと。しかも、神戸製鋼所の溶接材料は国内シェアNo.1。仕事を通じ、産業を支える影響力の大きな仕事ができるのも魅力でした。

寛容さと裁量の大きさが神戸製鋼所の企業文化。

入社後すぐに任されたのが、台湾、韓国、中国のエリア。1ヶ月のうち3週間は出張し、現地の工場でどういう製品を作っているか、売上構成はどうなっているか、収益はどうかを知ることから始めました。韓国と中国は造船向け製品がメインだったので、造船不況の影響もあって経営環境が厳しい中、現地の社長や工場長など、年齢差や職位の差がある経営陣と膝を突き合わせながら、「どう収益改善を行うか」と打ち合わせを重ねたことが特に印象に残っています。

入社半年も経っていない頃で、中途入社の若手が何を言っているんだと思われないだろうかという不安もありましたが、そんな雰囲気は一切なく、会社をより良くしていくパートナーとして迎えてくれました。燃料や材料の高騰もあり、コストカットのために厳しいこともお願いせざるを得ないような場面も多かったのですが、前向きに受け止めてもらい、みんなで知恵を絞り出しあった結果、今は後任に引き継いだのですが、いい成果が出始めていて、本当に良かったなと思います。

若手に大きな裁量を与えること、良くしていくための提案を受けいれてくれる寛容さは、神戸製鋼所の企業風土。新卒入社・中途入社の垣根も感じたこともありません。人がいい、優しい人が多いのは当社の魅力の一つですが、その優しさが、周囲のことを考え行動しよう、会社が良くなる提案であれば労力は厭わず取り組んでいこうという風土につながっているのだと思います。

自分でキャリアを描き、実現できる環境。

現在、溶接事業部門では海外営業と国内営業の異動が積極的に行われています。私は入社3年目に国内営業部に異動し、現在は九州営業所で鉄骨建築、自動車、造船メーカーを担当しています。当社の営業は、材料・ロボット・溶接プロセスの3つの要素を組み合わせ、お客様に最適な溶接ソリューションを提案できるのが強み。長年にわたり培ってきたノウハウを活かし、代理店と協働しながらお客様の様々な課題に対応しています。

また、研究開発部門のエンジニアや関連会社の熟練の溶接士など技術部門のサポートが手厚く、お客様の生産ラインにあわせたオーダーメイドの改善・調整もできるのも、この営業の面白さ。実際にお客様の製造現場を知ることで、より深い知識が身に付いているのを実感します。代理店の経営者、営業、社内の関連部署など関わる人が多くなりますので、情報の量と質を均一に提供することを心掛け、それぞれの専門性を充分に活かしてもらえるようコントロールしていくのも営業の仕事です。

将来の目標は、まだ漠然としているのですが、営業力に加えて、会計の知識も身に付ければ総合的に強い人材になれると思いますので、いずれは財務経理の仕事にもチャレンジしてみたいです。当社には希望部署に立候補できる制度や、自分の志向に応じた講座を選べるオンライン研修もあり、自分が描いているキャリアを実現できる環境が整えられています。私もこの環境を活用して、自分のキャリアをつくっていきたいと思っています。