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電力事業について

電力事業について

鉄の会社が発電をしている、というと意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、神戸製鋼所は、国内最大規模の電力卸供給事業者です。50年以上、自家発電で製鉄所に電力供給してきた発電技術のノウハウや石炭荷揚げのインフラ、石炭を効率よく燃やす技術、そして環境対策技術といった製鉄で培った技術を活かし、2002年より「神戸発電所」にて電力卸供給事業を開始しました。

2016年には電力事業部門が新設され、既存の発電所の安定稼働とともに、新しい発電所を建設するプロジェクトを完工し、2019年には栃木県真岡市で、2022年には神戸市で新たな発電所を運転開始しました。その結果、電力事業部門が運営する発電所の総出力は395万kWとなり、電力会社と比較しても遜色のない規模となりました。

今後も、地域に電力を安定供給する使命を果たし続けると同時に、神戸製鋼所の安定収益基盤の柱として、確かな成長を続けていきます。

電力事業で働く魅力

私がいる「神戸発電所」は、神戸市のピーク時の電力需要を100%カバーすることができ、この阪神地域の自給率向上に寄与しています。

神戸の電気を支えるのは、国内最大クラスの石炭火力発電設備です。規模の大きさだけでなく、神戸・三宮から車で20分という都市部での稼働を可能とする世界でも最先端の環境対策設備と技術を誇る発電所でもあります。

当社に転職して圧倒されたのは、設備の規模もさることながら、神戸のライフラインの一翼を担うという仕事のスケールと責任の重さでした。私たちの仕事には「万が一」が許されません。発電所が止まれば、神戸の街が止まるのです。社会的な影響の大きさは計り知れないものとなります。社会インフラを担う者としての使命感は、ここで働く技術者たちなら誰でも持っているものです。

2002年に「神戸発電所」で1号機が稼働してから20年以上が経ち、「神戸発電所」は、大きな節目を迎えました。2022年2月と翌2023年2月、最新鋭の発電設備を備えた「神戸発電所」3,4号機の営業運転を開始しました。10年以上の年月をかけ、巨大プロジェクトを完遂させたのです。

「神戸発電所」は電力需要地に近接しているため送電ロスが少なく電力系統の安定に寄与しており、高効率で経済性に優れた電力を安定供給することにより、地域社会の更なる発展に貢献できるものと考えています。また技術者にとっては、世界最先端の発電設備の技術を吸収できるチャンスです。

「これから」をつくっていく時期にある、電力事業部門。新しい技術を吸収したい。スケールの大きな設備を手がけたい。社会的意義のある仕事に挑戦したい。そんな気持ちをお持ちの方にとっては、なかなか魅力的で面白い環境ではないでしょうか。